Flutter 3にアップグレードしたら、No named parameter with the name 'maxLengthEnforced'のエラー
結論:「flutter_typeahead」パッケージを最新に更新
2022/7/3 Flutter エラー・バグ日記
2022/7/1に、Flutter 3.0.4がリリースされたので、そろそろFlutter 3にしてみようと思い、2.10.4からアップグレードを実施。
アップグレード後、既存のプロジェクトをビルドすると、TextFieldで字数制限をする「maxLengthEnforced」プロパティに関するエラーが発生。
エラー文は以下のとおり。
../../flutter/.pub-cache/hosted/pub.dartlang.org/flutter_typeahead-3.2.4/lib/src/flutter_typeahead.dart:936:9: Error: No named parameter with the name 'maxLengthEnforced'.
maxLengthEnforced: widget.textFieldConfiguration.maxLengthEnforced,
^^^^^^^^^^^^^^^^^
../../flutter/packages/flutter/lib/src/material/text_field.dart:276:9: Context: Found this candidate, but the arguments don't match.
const TextField({
^^^^^^^^^
・・・
調べたところ、下記の公式ページによると「maxLengthEnforced」は廃止され、「maxLengthEnforcement」に変更されたとのこと。
そこで、TextFieldの実装箇所を確認してみたが、そもそも「maxLengthEnforced」を使っている場所は見つけられなかった(よく考えると設定した記憶もない)。
おかしいと思い、エラー文をよく見ると、「flutter_typeahead.dart」にエラーがあると書かれていた。
「flutter_typeahead」は、「TextField」や「TextFormField」の下側に、検索候補のリストを表示させてくれるパッケージであり、確かにプロジェクトに導入していた。
どうやら、このパッケージ内で廃止された「maxLengthEnforced」が使われていた模様。
下記「flutter_typeahead」の説明ページを確認すると、ChangeLogの「3.2.5 - 18-Apr-2022」に、「Fix maxLengthEnforced deprecation」と書かれており、バージョン3.2.5でこの問題への対処がなされていると分かった。
※自分が使っていたのはバージョン3.2.4だったので、惜しかった。。
早速、現時点で最新のバージョン4.0.0に入れ替えてビルドしたところ、エラーは解消された。
メジャーアップデートがあると、非推奨のメソッドやプロパティ等が廃止されることがあるので、非推奨マークがついたら極力変更するように心がけていたが、パッケージのバージョンにも注意する必要があることを理解。
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