Flutterの勉強を始めたいけど、プログラミング初心者にもわかりやすくて、独学でもできるオススメの学習サイト(動画講座)を知りたい!
という方向けの記事です。
40代からプログラミング初心者としてFlutterを学び、アプリ開発を始めて、これまでに6つのアプリをリリースしてきました。
Flutterは発表されてから間もない開発フレームワーク(「Dart」という言語でコードを書き、iOS用とAndroid用のアプリを同時に開発できる「クロスプラットフォーム」と呼ばれるもの)であり、まだ専用の講座を設けているプログラミングスクールは少ないです。
しかし、ウェブ上には、Flutterを学べる良質な学習サイト(動画講座)が多く存在するので、これらの講座を活用するのが、初心者にとっては近道の1つです。
ただし、Flutterは、JavaScriptやSwift・Kotlinといった、他の開発言語を習得した方が学ぶケースが多く、経験者向けに書かれたコンテンツが多いため、純粋なプログラミング初心者が、自分に適した教材を選ぶのには苦労します(自分もそうでした、、)。
そこで、本記事では、アプリをリリースできるようになるまでに、自分が複数のコンテンツで学んできた経験を踏まえ、プログラミング初心者が、Flutter(開発言語としてはDart)を効率的・効果的に学習できる学習サイト(動画講座)を紹介したいと思います。
結論として、オススメの学習サイト(動画講座)は、以下の3点です。
自分が経験した反省点についても記載していますので、これから学習を始める方にとって、1つの参考にしていただけると幸いです。
40代からプログラミング(Flutter)を始めて、GooglePlayとAppStoreにアプリを公開しているhalzo appdevです。
作成したアプリはこちら↓ 全てFlutterで開発したアプリです。
初心者には学習サイト(動画講座)での勉強がオススメ
一般に言われているとおり、初心者でアプリ開発を早く習得するためには、基礎的な事項(開発環境の構築や文法など)を学ぶ期間を早めに切り上げ、まずは自分で開発したオリジナルのアプリを、AppStoreやGooglePlayにリリースしてみることが重要です。
自分の経験では、この基礎学習後、オリジナルアプリの開発に着手するにあたり、様々なアプリに応用できるプログラミングコードの雛形が手元にあると便利だと感じました。
理由は、「雛形をどう直すか」という段階から始められるので、ゼロから書き始めるよりもハードルが低く、スムーズにアプリ開発に入ることができるためです。
但し、初心者が、内容を全く理解せず、Webサイトから雛形コードをコピペしてくるだけでは、使いこなすことは難しいです。
そのため、雛形について、完璧ではなくとも、ある程度理解した状態になることが必要ですが、学習サイト上の動画講座は、この部分の理解を助けるのに非常に役に立ちます。
実際にコードを書く順番を把握できる
一般に初心者にとってハードルとされる、開発環境の構築や、プログラミング言語独特の文法理解については、現在、Flutter(Dart)についてもウェブサイト上に比較的多くの情報があり、それだけで習得することが可能です。
一方、実際にプログラミングコードを書いた経験がない初心者にとっては、「コードを書く順番」は、意外と戸惑うポイントになります。
事実、経験者にとっては当たり前のことではありますが、コードは単純に上から順に書いていくとは限りません。
この点において、動画講座であれば、実際にコードがどのような順番で入力されていくのかを確認できるので、プログラミングのイメージがつかめ、初心者も挫折しにくくなります。
体系的・統一的な理解を深めやすい
私自身、基礎学習の時期に、書籍やWebサイトを使った学習も経験しましたが、それぞれのコンテンツによって、カバー範囲やコードを書くスタイルが様々なので、部分的な情報把握になりがちで、場合によっては混乱することもありました。
一方、動画講座では、講師の方の話を直接聞くことができるため、プログラミングそのものに対する取り組み姿勢や、細かな留意点(変数名の付け方や、ファイル構造の作り方など)について、統一された考え方を吸収でき、体系的な理解を深めやすいというメリットがあります。
初心者におすすめの学習サイト(動画講座)
以降では、自分が実際に購入・学習してみた、おすすめの学習サイト(動画講座)をご紹介します。
メリットだけでなく、留意点についても記載していますので、ご参考にしてください。
みんプロ式・ゼロからのFlutter 〜Flutter初級編〜 <質問対応有り版>(元Udemyの講座)
プログラミング初心者に最もおすすめの講座がこちらです。
この他に、さらに高いレベルの内容が学べる「中級編」の講座もあります。
元々は、Udemyというプラットフォームで提供されていましたが、現在は、講師の方が経営される自社ウェブサイトからの提供(Teachableというプラットフォームを使用)に移行しています。
最もおすすめのポイントは、頻繁に最新情報を取り入れて動画を更新し、アップデート配信されている点です。
ここまでの頻度で動画が更新されている講座は、他にない印象です。
当時、Udemyの講座の中で、私が受講することを決めた最も大きな理由は、これでした。
Flutterの公式サイトや、Android Studioなどの開発ツールは、頻繁にアップデートされ、仕様が変わってしまうので、講座内の画面と実際の画面に違いがあると、初心者は行き詰まることも多いです。
しかし、この講座ではそうした心配がありませんでした。
講師の方ご自身が、アップデートによる不具合を体験され、試行錯誤した過程の話も聞けるので、とても共感でき、参考になります。
ひと通り受講し終えた後も、更新された配信を受講し続けることができます。
そのため、講座の受講費用はやや高めですが、買い切りで最新情報のキャッチアップをし続けられることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高く、有り難い講座です。
- 徐々に難易度が上がる4つのアプリを作りながら、学んでいく方式
- 4つ目のアプリでは、端末内のデータベースにデータを保存する処理が学べる
- 学習範囲は、開発環境の構築から、AppStore・Google Play Storeへのリリース方法までをカバー
- Windows環境とMac環境の両方をカバー
- 講義内容に関する事項に限定して、講座内の質問コメント投稿欄(受講生には公開される)で質問可能
- より難易度の高い機能実装(※)については、別の有料講座(中級編)で提供
(※)外部通信、状態管理・設計方法(MVVMモデル)、Firebase利用(外部データベース・ログイン機能)、広告・課金機能、GitHub利用など
約6時間分の無料体験講座を受講できるほか、正式申込をした後でも、30日間の返金保証がついているので、気軽にお試しが可能です(2023年4月現在)。
さらに、今なら下記リンクから「初級編」講座をお申し込みの方は、20%の割引が受けられるので、定価30,000円(税込)→24,000円(税込)で受講可能です。
Flutter大学
専門性の高い現役プロエンジニアの方々が、Flutterからプログラミングを始めた初心者向けに、目線を下げて解説されている非常にありがたい講座です。
動画はYouTubeで提供されており、なんと無料で受講できてしまいます。
Flutterは、他の開発言語の習得者やエンジニア実務経験者が学ぶことも多いためか、特に現役エンジニアの方が作られた講座では、基本用語の説明が少なく、Flutterで初めてプログラミング学習を始めた人には、ハードルが高い傾向にあります。
一方、Flutter大学では、そうした心配がない上に、講師の方々はプロの現役エンジニアなので、実際の開発現場でどのように活用されているのか、という情報も聞くことができ、エンジニアを目指す方にとっては、参考になるコンテンツだと思います。
また、YouTube動画とウェブサイト上のテキスト(「Zenn」という技術系の情報発信サイトに掲載されている「Flutterの教科書」)が連動しており、いずれのコンテンツでも、ほぼ同じ内容が学べます。
動画のみだと、ひと通り学習し終えた後、「あの内容どこにあったっけ?」と探したい時に、とても見つけにくいのですが、Flutter大学の場合は、テキスト情報も併存しているので、大変探しやすく、有り難いです。
- オーソドックスに、開発環境の構築や、基本機能ごと(ボタン・画面遷移・画像配置など)の実装方法などを解説
- 複数の種類のアプリを一緒に作りながら学ぶ方式の講座もあり
- 開発環境はMacが前提(現状、Windows向けの説明は無し)
- 状態管理(「Riverpod」の使い方)、Firebase利用(外部データベース・ログイン機能)、GitHubについての講座もあり
- ソースコードはGitHubで提供 ※入手するには「Flutter大学」の有料会員になる必要あり
Flutter & Dart - The Complete Guide [2023 Edition](Udemyの講座)
様々な動画講座を受講できるUdemyという学習サイトプラットフォーム上で、提供されている一番のおすすめ講座です。
中でもこのFlutter講座は、自分の知る限り、最もカバー範囲が広く、網羅性の高い講座です。
プログラミング初心者向けの内容からスタートし、最終的には一般的なアプリで必要となる、ほぼ全ての機能実装の方法が学べ、かつSwiftやKotlinといったネイティブコード(iOS専用、Android専用のアプリを作るためのコード)との連携方法まで解説されています。
また、Udemyの講座の中では、常に講座をアップデートしてくれるレアな講座でもあります。
AWS認定を受けた経験豊富なエンジニアの方が講師をされていますが、プログラミング初心者向けに、わかりやすく解説されています。
講義内容は英語なので、この点がネックかと思いますが、この講義はなんと日本語字幕が用意されているので、理解する上でさほど苦労はありませんでした。
この点も、Udemyの講座の中では珍しい、有り難い講座です。
- 16段階のステップで、基礎から応用まで学べる構成
- 学習範囲は、開発環境の構築から、Dart言語の基礎、AppStore・Google Play Storeへのリリース方法、データベース、状態管理、Firebase利用、ネイティブコード連携など、ほぼ全ての領域を網羅的にカバー
- Windows環境とMac環境の両方をカバー
- ソースコードはzipファイル、付属説明資料はpdfでダウンロードする方式
Udemyでは、不定期に月2〜3回程度、開催されるキャンペーンがあり、キャンペーン時を狙えば、定価27,800円のところ、2,000円前後という大幅割引価格(約90%の割引)で購入できるので、一般の書籍レベルの費用で受講できます。
学習サイトでの勉強法における注意点
以降では、自分が基礎学習時に体験した反省点を踏まえ、学習サイト(動画講座)を活用する上での注意点をご紹介します。
1つの講座に集中してやり切る
上記でご紹介した講座であれば、どの講座であっても、冒頭でお話した「コード雛形」をしっかり入手できます。
そのため、「これ」と決めて受講し始めたら、終わるまで他の講座に目移りすることなく、やり切ってしまうのが効率的です。
自分は、他の講座が気になって、いくつか受講してみましたが、いずれも講座も、講師の皆さんが一生懸命、力を入れて作られているので、どれで学んでも大差はない印象でした。
そのため、早くオリジナルアプリの開発に進むためにも、1つの講座を終わらせることに集中した方が良いと考えます。
「完璧主義」をなくす
細かい部分が分からなくても、どんどん先に進むことが重要です。
自分も学習の初期段階で、
「今の説明ではよく分からなかった。なぜこの部分をもっと説明してくれないんだろう。」
と疑問に思ってしまい、個別にググったりしてかなり時間を浪費しました。。
しかし、後になって気づいたのは、プログラミングは、網の目のように関連している事項が多く、学校の勉強のように、A→B→C→・・というように完全に学習順が決定できるものではない、ということです。
多少、初期段階の講座で説明が省略されているのは、始めから全ての部分を説明していると、関連して説明しなければならないことが膨大になり、効率が悪くなるためだと分かりました。
いずれは理解しなければならない重要なポイントは、上記でご紹介したいずれの講座でも「以前も出てきた内容ですが、、、」という感じで、繰り返し説明がなされるので、そのうち理解できるようになります。
この辺の割り切り方も、学習が進んでいくと慣れてくるのですが、あらかじめ心構えとして知っておくと、効率良く進められると思います。
以上、自分が実際に購入・受講して、オススメだと感じた学習サイト(動画講座)をご紹介しました。
自分と同様に、プログラミング初心者で、Flutterの学習を目指されている方のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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