iOS審査:Guideline 4.8 - Design - Sign in with Appleの違反指摘でリジェクト
結論:Googleサインインを求める地点を、APIの使用直前に変更
2023/9/6 Flutter エラー・バグ日記
App Store Connectに、新規アプリをリリースすべく審査に出したところ、下記指摘を受けリジェクト。
Guideline 4.8 - Design - Sign in with Apple
アプリがサードパーティのログインサービスを利用していますが、Sign in with Appleを提供していません。アカウント認証にサードパーティのログインサービスを使用しているアプリは、App Storeユーザが期待するサインイン体験を提供するために、同等のオプションとしてSign in with Appleをユーザに提供する必要があります。
次のステップ
アカウント認証にSign in with Appleを同等のオプションとして提供するよう、アプリを修正してください。
2019年9月に審査ガイドラインに追加された「Appleサインインも併設せよ」という規定に基づく指摘。
確かに、GoogleのAPIを利用するため、Googleサインインを導入していたが、ユーザー管理のためにサインインを求めていた訳ではないため、事情を説明し、理解を得ることとした(半分、ダメ元だったが、、)。
当初のGoogleサインイン設置状況
カメラで撮影した画像や、フォルダアプリから選択した画像を、Googleドライブに保存する際に、GoogleのAPIを用いていた。
APIを使用する際に、ユーザー自身のGoogleアカウントでGoogleサインインが必要となるので、
- Googleサインイン
- ユーザーがカメラ撮影 or フォルダアプリから画像を選択
- Googleドライブに保存
という順番で実装していた。
カメラ撮影や画像選択の前にサインインがある点が問題との指摘
以下の点を丁寧に説明して、App Reviewのページから返信をした。
- ユーザーアカウントの作成や管理が目的ではなく、あくまでGoogleのAPIを利用するために、Googleサインインを求めていること
- Appleのサインインを併設しても、特段、それにより提供できる機能がないこと
すると、下記趣旨の返信があり、再度リジェクトとなった。
- アプリは、ユーザーがデバイスのカメラ、写真、ファイルにアクセスする前にGoogle にサインインする必要はありません。これらはGoogle固有の機能には使用されないためです。
- また、アプリでは、GoogleのAPI機能を利用するかどうか、ユーザーが選択できるようにする必要があります。
- アプリをガイドラインに準拠させるには、Google固有の機能が使用されている場合にのみ、アプリにGoogleへのサインインを要求する必要があります。
なるほど。。当方の趣旨は理解くださっており、Appleサインインの併設不要は許可いただけたが、Googleサインインを求める地点に問題があるとのこと。
確かに、カメラ撮影やフォルダアプリからの画像選択については、GoogleのAPI機能は全く関係していない。。
なんとなく「早めにGoogleサインインをしてもらった方が、処理が安定化するだろう」と考えて、先にGoogleサインインを求めてしまっていた。
Appleの審査員の方々は、かなり細かい点まで見ていらっしゃる、という点に改めて驚いた。。
早速、Googleサインインを求める地点を、カメラ撮影や画像選択の後になるよう変更し、かつGoogleドライブへの保存要否も選択可能にした上で、再度申請したところ、無事承認された。
※その後、別の観点でまたリジェクトを受けてしまったので、、、この点は下記に別途記載。
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